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新入社員・学生必見!なんとなくやる気が出ない『5月病』の対策方法

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5月病とは

3月から4月にかけては、進学・就職・引っ越しなど、新しい環境に変わることが多い季節です。

今までと変わった環境に適応しようとするために、体には少なからず負担がかかっています。

5月病とは、そうした心身への緊張状態が続くことで自律神経やホルモンバランスが乱れ、

精神的、肉体的な不快症状が起こる病気です。

環境が変わってすぐのゴールデンウィーク明けに起こりやすい疾患ですが、

ストレス社会といわれる現代は5月にかかわらず起こりやすい症状です。

医学的には「適応障害」「抑うつ」「パーソナリティ障害」など

その時の状態によってさまざまな名称がつけられます。

5月病の症状 

・朝起きられない

・布団からでられない

・身体が重い

・食欲がわかない

・お腹が痛い

・便秘や下痢になる(急にお腹が痛くなり下す)

・やる気がでない

・イライラする

・不安感やあせりを感じる

・気分が落ち込む マイナス思考になりやすい

・何をするにも面倒になる

・人に会うのが億劫

・寝つきが悪くなる

・眠りが浅くなる(目がさえてしまう)

・頭痛・肩こりが起こりやすい

・めまいを感じる 

5月病になりやすい人

・真面目で責任感が強い

・ストレスをためこんでしまう

・几帳面、完璧主義

・何事もがんばりすぎてしまう

・毎日忙しくほっとする時間がない

・環境に慣れるまでに時間がかかる

・人付き合いが苦手、気を使い過ぎる

・心配性

5月病の治療法 

がんばりすぎない

がんばることはよいことです。しかし体の回復や休息も大切です。

仕事や勉強でも何時間も継続して行うと体への負担が大きいです。適度に休憩をいれましょう。

運動する

散歩・ウォーキング・体操・ヨガなどを行うと、

全身の血流がよくなることで逆に疲れにくくなったり、緊張の緩和につながります。

また汗をかく事はストレス発散に繋がります。

逆に疲労を貯めてしまっては良くないので、無理なくできる範囲でおこないましょう。

規則正しい生活

人間の体は体内時計というリズムに沿って動いています。

無理をして夜更かしなどが続いたり、食事をとる時間がバラバラになると体内時計が乱れ、

食欲が出なくなったり、朝起きられない・眠れないといった弊害が出てきます。

早寝早起き、決まった時間に食事を摂るなど、体のリズムや調子を整えることで自律神経の安定につながります。

気分転換をする(ストレス発散をする)

マイナスな感情や疲労はため込まないことが大切です。

動物を触る、好きな音楽を聴く、じっくりお風呂に浸かるなど、

1日のうち5分でも自分なりの気分転換を図り、少しでも気分を上向きにしましょう。

偏りのないお食事

気分の安定や活力増進に繋がるホルモンも、食べたものに含まれる栄養素から作られます。

特に重要な神経伝達物質で“幸せホルモン”とも呼ばれる「セロトニン」は精神の安定に働き、

憂鬱な気分の解消に有用ですが、これもアミノ酸(タンパク質)、炭水化物、ビタミンを偏りなくとることで

過不足なく分泌されるようになります。

とはいえ1から食事を見直すのは大変だと思います。

まずは主食、汁物、主菜、副菜の揃った「定食型」の食事を意識するように努めてみましょう。

 5月病の漢方対策

 東洋医学からみた原因

五月病は中医学では「肝」が重要です。

中医学でいう「肝」は疏泄作用といって、自律神経をコントロールする働きがあり、

ストレスや緊張を緩和し、消化吸収・血流などの体内の流れがスムーズになるよう調整しています。

この「肝」の負担が大きくなり、乱れが起こることで5月病の症状がでると考えます。

東洋医学の治療法

 なぜ「肝」の働きに影響かでているかによって変わってまいります。

疲れや栄養の不足などから起こる場合は「気虚(ききょ)」といい、

やる気が起きない、朝から起きられないなど身体を動かすエネルギーが不足している方です。

「肝」には西洋医学でいう肝臓のように栄養や血液を貯蔵し血液の循環を正常に保つ働きがあり、

働きが低下すると身体が重たい、疲れやすいなどの症状もでやすくなります。

必要なものをしっかりと補い「肝」の働きを高めましょう。

 

ストレスや緊張などから、血流など体の流れが悪くなっている方は、

緊張を緩和し、体の巡りを良くしていく対策を行います。

流れが滞っている状態を「気滞(きたい)」といいます。

イライラと同時に肩こり、頭痛などを感じる方やのどのつまりなどもこの気滞の症状です。

「肝」の働きを高め、体の流れを良くしていくことが大切です。

まとめ

春は眠っていた植物や動物が目覚める=刺激を受ける季節であり、

それに対応するため体を調節する「肝」の働きに乱れが起こりやすい季節といわれます。

疲れがたまったらしっかりと睡眠や休息をとることが大切です。

またストレスの発散、休日はリフレッシュするなどで、症状が緩和される方も多いです。

それでも症状が長く続く場合は、「肝」を養生する働きのある漢方薬を服用いただくのも1つの改善方法です。

服用されたことで同時に肩こり、頭痛などの不快症状や、

体の冷えが緩和したなど、5月病だけでなくご体調が向上されたという方も多いです。

お悩みの方はぜひ一度ご相談くださいませ。

ご相談は下記のリンクからお願いいたします。

様々な病気の症状や原因、漢方の相談サイト『相談堂』

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薬剤師 中尾典義

代表取締役社長榎屋相談薬舗㈱
薬剤師免許取得。吉富製薬㈱東京研究所 研究員に従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業である薬局を継ぎ榎屋相談薬舗㈱を設立。現在では元NPO日本抗老化医学会 実践指導士 ・(社)日本漢方連盟 漢方委員・ミス・ユニバース ジャパン 鹿児島 認定漢方講師など複数の肩書を持ち、多方面で活躍する。

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