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熱中症の漢方対策

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全国的に猛暑が続いております。

今月18日には岐阜県多治見市・美濃市で気温が40℃を超えました。

豪雨の被災地でも猛暑が続き、ボランティアの方が次々と熱中症で倒れているそうです。

また夜間も気温があまり下がらないため、室内にいたとしても熱中症にかかる方も増えています。

梅雨明け以降、熱中症で救急搬送された方は約2600人、熱中症の疑いで亡くなられた方も10人を超えております。

熱中症は、現在誰しもがかかる可能性を持つ“命に関わる”病です。

ただし、日ごろから意識して適切な予防・対策をすれば未然に防ぐことが可能です。

いくつかのポイントを抑えて、この猛暑を乗り切っていきましょう。

 

熱中症とは

高温の環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れて起こる健康障害です。

わたしたちの身体は、周りの気温に合わせて血流を調節したり汗をかくことで体温調節が自然と行われますが、気温や湿度が高い場所に長くいると体温調節機能が徐々に上手くはたらかなくなり、下記のような症状を伴う熱中症を発症してしまいます。

熱中症の症状

〇軽度・・・めまい、たちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直など

水分や塩分が不足し、体の中の電解質のバランスがくずれるとこのような症状につながります。

〇重度・・・だるい、頭痛、吐き気、判断力の低下、汗が止まるなど

体温が上昇し、血流がよくなって血圧が下がり、酸欠・脱水状態が続くと起こりやすくなります。

早めの応急処置が大切です。

〇重症・・・意識障害、言動がおかしい、痙攣、体温が高い、まっすぐ歩けないなど

熱が発散できず体温があがり、脳にも影響が及んでおり、非常に危険な状態です。

医療機関での早急な治療が必要です。

 

★熱中症かな?と思ったら★

早急に涼しい場所に移動し、体を休めて水分・塩分を補給してください。

意識がしっかりしており、自分で水分が補給できる場合でも、

不快な症状が続いて改善がない場合は早めに医療機関を受診されてください。

 

熱中症の一般的な予防

①健康な体作り

・質の良い睡眠

・偏りのないお食事

・適度な運動

・お疲れ、ストレスをためない など体調を整えておくことが大切です。

 

不規則な食事や睡眠不足などで体内にダメージが溜まっていると、体温調整能力は格段に落ちてしまいます。

また、汗をかくと塩分だけでなく、体内の水分保持にかかわるカリウムなどのミネラル分も不足します。

お食事はそうめんのみなどではなく海藻類、野菜、豆類、果物などでカリウムを補給しましょう。

 

②こまめな水分、適度な塩分、糖分補給

脱水症状がひどいときは経口補水液がおすすめです。

汗をたくさんかく、スポーツをするなど体を動かす環境、長時間の外出などでしたら、

ポカリスエット、スポーツドリンクなど塩分、糖分が同時に補給できるものが

よいでしょう。塩飴などももっておくと安心です。

室内ではつねに塩分糖分を含むものではなくてもよいですが、

気温が高い日や、汗をかいたとき、部屋の温度が高い日中などは気を付けて

摂られておくことをお勧めします。

喉が渇いてから飲むよりも、定期的に補給することが大切です。

ビールなどのアルコール、コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物は水分補給にむきませんのでご注意ください。

 

③エアコン、扇風機などで室内温度の調整をする

電気代も気になりますが、倒れてしまうよりはエアコンをつけることも大切です。

設定温度は下げ過ぎると外との気温差が激しくなり、逆に体の不調につながります。

風が直接体に当たらないようにしていただくと、体への負担が少なくなります。

扇風機、サーキュレーターなどで空気を循環させるなどもおすすめです。

 

④帽子、日傘、日焼け止め、冷却グッズなどで直射日光から身体を守る

できるだけ日中の外出、運動はさけ、涼しい時間帯に行いましょう。

直射日光があたることで日焼けなど肌のトラブルにつながったり、

目の充血などの目のトラブル、疲労感などにつながります。

 

通気性の良い洋服にしたり、帽子、日傘、日焼け止め、サングラスなど

UV対策も大切です。

また汗を拭くときは濡れタオルやウェットシートを使うと、気化熱により

上がった体温を自然に下げることができます。

保冷剤などで体を冷やすときはおでこよりも、太い血管が通っている脇、首、足の付け根などを冷やすと効率的に全身の体温を下げることができます。

 

熱中症の漢方対策

熱中症予防はまずは水分補給などが大切ですが、暑さから食欲が低下したり、アイス、

冷たい物などを食べることで 胃腸の働きも低下しやすい季節です。

胃腸がくずれると水分代謝にも影響がでるため、胃腸のコンディションを整えておくことが大切です。

 

おすすめの漢方薬

 「霊黄参」

五臓に働きかけ、疲労回復、解熱、強心作用などにすぐれています。

臓器の働きを高めながら余分な熱を緩和させてくれます。

持ち運びに便利なカプセル状になっているため、熱中症になった時のためにカバンに入れておくと安心です。

 「生脈宝」

胃腸の働きを整えながら、消費した気(エネルギー)や水分(汗・体液)などを補う働きがあります。

体調安定の補助として日ごろから服用しておくと、熱中症予防に繋がります。

また同じように体温が上がって水分を失う風邪症状の早期回復にもおすすめです。

 

 まとめ

特に体温調節機能が十分でないお子さま、高齢者の方は要注意です。

体調の変化を甘く見ず、決して無理はしないでください。

①なるべく体調を良く保ち②定期的な水分・塩分補給を行うだけでも大きな予防になります。

また夏バテなど秋まで引きずるような疲れを残さないためにも、漢方などをうまく使って

内臓の働きを高めておくことをおすすめします。

今の気温は、大変危険なレベルに達しております

 

漢方薬で予防対策されたいという方は、お気軽にご相談ください。

https://www.ookinaki.com/

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薬剤師 中尾典義

代表取締役社長榎屋相談薬舗㈱
薬剤師免許取得。吉富製薬㈱東京研究所 研究員に従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業である薬局を継ぎ榎屋相談薬舗㈱を設立。現在では元NPO日本抗老化医学会 実践指導士 ・(社)日本漢方連盟 漢方委員・ミス・ユニバース ジャパン 鹿児島 認定漢方講師など複数の肩書を持ち、多方面で活躍する。

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